失語症って何?   失語症になると  失語症の原  失語症の症状
 失語症者への関わり方  構音障害との違い  もっと詳しくお知りになりたい方に
 みなさんは失語症をご存知ですか?
一般に失語症と言うと「言葉」がしゃべれなくなることと思われていますが、実際はもっと複雑な事なのです。
ここでは、失語症になるとどのようになるのか?また、どのような問題が起こるのかをご紹介いたしましょう
 
   失語症になると  
   私たちは、毎日、家族との団らんや友達との会話を何不自由なく楽しんでいますね。ところが、ある日突然、脳卒中などの病気や交通事故などによる頭部の外傷によって、失語症になってしまう方がいます。失語症になると、自分の頭の中ではわかっていても、物の名前が言えなくなったり、間違えて言ったりしてしまいます。自分の言いたいことが家族や友人たちに伝えられなくなったらどうですか。笑い話ではすまされない、深刻な苦しみを味わうことになってしまいます。  失語症の症状が軽いからといって、「軽くてよかったですね」というようなことは絶対にありません。失語症状が軽い人でも、コミュニケーションの障害による苦しい体験をたくさんしています。  
   失語症の原因  
   脳の中の血管が詰まって脳に酸素が行かなくなったり、血管が破れて出血が起きたり、交通事故などで脳が損傷されたりするとその結果、身体のまひや言語障害などの症状が出現します。
失語症は、脳の中の言語中枢といわれる部分が損傷を受けると、出現します。一般的に言語中枢は左側の脳にありますので、失語症の人の身体のまひは右半身(脳の損傷された側の反対側がまひする)という方が多いのもこのためで
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   失語症の症状  
   失語症の話しことばの障害は、軽度から重度まで様々です。
失語症でも時々物の名前が思い浮かばない程度の比較的軽い人から、「はい」「いいえ」の返事もできない重度の人までいます。     失語症のタイプもいろいろあります。
話しことばでは、時計を見て“時間を見る物”であることはわかっているのに「トケイ」という名前が言えなかったりします。リンゴを「ミカン」と別の名前に間違っていってしまうこともあります。テレビのことを「タデビ」のように発音を言い間違えてしまう人もいます。
健康な人でも、昔の友達に会って、名前を思い出せなかったり、間違えていってしまった経験があるでしょう。失語症になるとこのようなことが、毎日の生活の中でたびたび起こります。
話しことばだけではありません。程度の差こそあれ、ほとんどの失語症者は、理解することの障害も併せ持っています。相手に長い文や早口で話しかけられて理解できなかったり、突然別な話題を話しかけられてついていけなかったりします。
また、文字も話しことば同様に障害される方がたくさんいます。一般的にカナよりも漢字の方がわかりやすいようです
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    失語症者への関わり方  
   ことばが言えなくなってしまっても、子どもの能力に戻ってしまったわけではありません。認知症を合併しなければ、健常な人と同じように大人としての自覚や判断力を持っています。家族や関係者は、失語症者を一人の大人として、対応してください。ことばが言えないからといって、笑ったり子ども扱いするのは絶対につつしんでください。
失語症者が話そうとしているときは、せかせないでゆっくり聞いてやってください。物の名前を思い出すのに苦労しているような場合は、実物や写真、絵カード、文字などで確認するのもよいでしょう。話せないからといって、ひらがなの五十音表を見せて指差しをさせるのは一般的によくありません。失語症者がコミュニケーションを取るためのイラストや文字などが書かれた「会話ノート」のようなものも市販されていますので、活用されるとよいでしょう。
話しかけられたことがよく理解できない失語症者には、短い言葉でゆっくり話しかけましょう。文字や身ぶりなどを併せて使うのもよいでしょう
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   構音障害との違い
   脳の病気やけがなどによって生じる言語障害に失語症とまひ性構音障害(運動障害性構音障害)があります。 まひ性構音障害は、話しことばに必要な舌や唇などの器官がまひなどによる運動障害によって発音が上手に言えなくなってしまいます。重度になると声も出せなかったり、「アイウエオ」もはっきり言えなくなります。
構音障害は、失語症と違って、言いたいことばが思い出せないということはありません。重度方の場合、コミュニケーションを取るために、ひらがなの五十音表のようなコミュニケーションボードも役に立ちま
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   もっと詳しくお知りになりたい方に    このページのトップに
   「失語症と麻痺性構音障害の理解のために−介護者のためのガイドブック−」 日本失語症協議会発行、をお読みください
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